外資の流儀
◆外資の流儀
生き残る会社の秘密
今回紹介するのは講談社現代新書より2019/5/20に発刊されている、中澤一雄さんの「外資の流儀」という著書になります。
こちらの著書は中澤さんの経験談を基にしており、今後の日本の企業に何が必要で何が不必要なのかをズバズバと切り込んでいく展開になります。
下記にアマゾンさんで販売している著書のリンクを添付しておきますので、気になる方は是非読んでみてください。
1-8章まであり、下記が目次になります。
- 効率の国アメリカ
- 外資に飛び込む
- アメリカは日本の30年先を進んでいた
- 外資の高い効率と生産性
- 日本の生産性を落としているもの正体
- 外資系企業の核心「勝利の方程式」
- 今後の日本に押し寄せる効率化と生産性の向上の波
- 戦略的転職のすすめ
外資の流儀 p19-22引用
著書概要
中澤さんは日本に上陸して間もない、日本マクドナルトに就職しました。日本では考えられないオペレーションや、給与形態などを目の当たりしていきました。
現代でも変化しない日本企業に危機感を覚え、これからの時代、日本企業の根本にある、年功序列や生涯雇用を見直さなければ、日本の企業はイノベーションの面で必ず後塵を拝します。
そこで、日本の企業は制度を見直し、グローバルでも戦っていける企業になるできであると論じています。
また、日本の企業は今後は外資系企業のようにならざる得なくなると考えており、その為には今から自分から転職をし、スキルを身に着けることが大切であると主張しています。
書評
今後必ず自分ひとりでも食べていけるスキルは必須になってくることや、筆者が論じている日本企業の制度の見直しは必ずどこかしらで発生し、その際に闘えるものを所持していなければ必ず路頭に迷うレベルのことが起きると考えています。
筆者が論じているものは至極当然のことをいっており、今後の自分の未来を案じるならば必ず読むべき本と考えています。
というのも、今後はどの層でも、人口知能やRPAにより人員削減推進され、優秀な人材が市場に溢れかえかねません。その際にあなたには自分の地位や仕事を守れるスキルはあるのでしょうか?新卒から1つの企業で働き大したスキルもなく、ぬるま湯に浸かっていた人物が中途で入社してきた優秀な人材から自分の席を守れる自信はあると思いますか?
私ならNOです。
ではどうすればいいか?筆者も述べているように、幅広い知識をもち、柔軟に物事を考え、スキルを身に着ければ、どんな市場からも引っ張りだこな存在になれます。これは私も全く同意です。
以上のように、これから自分で考え、スキルを持っている人からしてみれば、外資系というハードな反面、今よりもより多くのお金を得る機会に恵まれ、楽しいjobライフを送れるのではないでしょうか?
反対に何ももっていない方からしてみれば大変やりにくい時代に突入したと考えられます。一度人生設計を考えてみるべきと考えています。